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安全性・飲み合わせ

サプリは一緒に飲んでも大丈夫?薬との飲み合わせと成分の見方

サプリと薬の飲み合わせを確認するためのボトル、包装、ノートと水

今飲んでいるサプリに、もう一つ足しても大丈夫でしょうか。違う商品でも、同じビタミンやミネラルが入っていることがあります。それぞれに書かれた量を守っていても、合わせると摂りすぎになる場合があるため、まずは両方の成分表示を見比べてみてください。

薬も飲んでいる方は、成分の重なりだけでなく、薬の効き方に影響しないかも大切です。お薬手帳とサプリのパッケージがあれば、薬剤師に具体的な組み合わせを相談できます。

サプリ同士で重なりやすい成分

たとえば、マルチビタミンを飲んでいるところへ、ビタミンB群のサプリを加える場合です。マルチビタミンには、すでにビタミンB1やB6などが入っていることが多いため、新しいサプリの分だけ摂る量が上乗せされます。ミネラル入りの商品と亜鉛のサプリでも、同じことが起こります。

見比べるのは、パッケージの「栄養成分表示」や「成分含有量」の欄です。同じ名前の成分を見つけたら、それぞれ1日でどれだけ飲むことになるかを足します。栄養を加えた飲料やプロテインを毎日使っている場合は、そこに含まれる量も忘れずに見ておきましょう。

同じ成分が入っているからといって、その組み合わせがすべて危険なわけではありません。大切なのは合計でどれだけ摂るかです。ただ、「何となく多めに補いたい」だけなら、もう一つ買い足す前に、今の商品で補える範囲を見ておくと無駄を減らせます。サプリや栄養を加えた食品を重ねると、思った以上の量になることがあります。

1日分の量の読み方

成分表示には、「1粒あたり」と書かれたものも、「1日目安量あたり」と書かれたものもあります。ここを読み飛ばすと、合計が変わってしまいます。

たとえば、サプリAに「1日分で亜鉛10mg」、サプリBに「1粒に亜鉛5mg、1日2粒」と書かれているとします。Bから摂る量は5mg×2粒で10mgなので、Aと合わせると1日20mgです。食事から摂る分は、この計算にはまだ含まれていません。

この20mgは、表示の読み方を説明するための例です。誰にでも勧められる量ではありません。必要な量や摂りすぎになる量は成分、年齢、体の状態などで違うため、合計が出ても判断に迷う場合は、その数字と商品を薬剤師へ見せてください。

薬と一緒に飲むときの注意

サプリの成分によっては、薬が効きにくくなったり、効き方が変わったりすることがあります。身近なビタミンやハーブも例外ではありません。

血液を固まりにくくする薬のワルファリンを飲んでいる方は、ビタミンKを摂る量の変化が薬の働きに影響します。ビタミンK入りのサプリを始めたいときは、購入前に処方元へ相談してください。すでに使っている場合も、急に量を変えず、今飲んでいる量を伝えて相談します。

また、ハーブのセントジョーンズワートは、一部の抗うつ薬や経口避妊薬などの働きに影響します。複数のハーブを配合した商品にも入っていることがあるので、「天然だから薬と一緒でも大丈夫」とは考えず、原材料名まで見せると相談しやすくなります。

朝と夜に分ければ大丈夫?

時間をずらすことで対応できる組み合わせはあります。ただ、薬とサプリの種類によるため、朝と夜に分けるだけでどんな組み合わせも使えるわけではありません。

たとえば、鉄のサプリは、甲状腺の薬であるレボチロキシンの吸収を妨げることがあります。このような場合は、飲む間隔も含めて調整が必要です。手元の薬と商品を見せて、「一緒に使えるか」「使えるなら、いつ飲めばよいか」まで薬剤師に聞いておくと、家でも迷わず使えます。

サプリを飲むために、処方された薬を抜いたり時刻を変えたりはしないでください。薬の飲み方を守ったうえで、サプリを使えるかどうかを相談します。

薬剤師へ相談するときの持ち物

用意するのは、お薬手帳と、使っているサプリ・追加したいサプリのパッケージです。持ち歩きにくければ、商品名、成分量、原材料、飲み方が読める写真でも伝えられます。買う前なら、これらが載った商品ページを見せれば十分です。

そのうえで、「何のために飲みたいか」「今は1日に何粒飲んでいるか」を伝えます。お薬手帳に載っていない市販薬も、使っていれば一緒に知らせてください。妊娠・授乳中や手術の予定がある場合も、最初に伝えておきたいことです。

難しい成分名を覚えて説明する必要はありません。「この薬を朝に飲んでいます。このサプリを足してもよいですか」と、実物を見せながら聞くところから始められます。

飲み始めて体調が変わったら

新しいサプリを飲み始めて発疹や吐き気、腹痛などが出たときは、使用をやめて医療機関へ相談してください。「慣れれば治る」「効いている証拠」と考えて飲み続けるのは避けましょう。息苦しさなど急な強い症状があるときは、すぐに受診が必要です。

受診の際は商品を持参し、飲んだ量と時刻、症状が出た時期を伝えます。原因を調べる手掛かりになるので、包装も捨てずに残しておいてください。処方薬については自分で中止せず、医師に相談します。健康食品の相談窓口は消費者庁の案内からも探せます。