
疲れが気になってサプリを探しても、ビタミンB群、鉄、マルチビタミンなどが並ぶと、どれが自分に必要なのか迷いますよね。選ぶ前に分けておきたいのは、「食事で足りない栄養を補いたい」のか、「いま感じている疲れを軽くしたい」のかです。
食事の偏りが気になるなら、補いたい栄養に合うサプリが候補になります。一方、疲労回復を目的に商品を買うなら、成分名だけでなく、その効能が表示された医薬品や指定医薬部外品を比べるほうが目的に合います。
何となく元気が出そうなものを何種類も足す前に、どこから選べばよいかを整理しましょう。
栄養補給と疲労回復の違い
ビタミンは体の働きに必要ですが、不足していない栄養を足せば、そのぶん元気が増すわけではありません。たとえばビタミンB12は、不足すると疲れや脱力感につながる一方、食事から十分に摂れている人が追加しても、活力や持久力を高める効果は示されていません。
サプリを選ぶ理由が「最近、食べられるものが限られている」「特定の栄養を補うように勧められた」なら、何を補う商品かで絞れます。「疲れているから、とりあえず成分の多いもの」という選び方では、自分の悩みに合うかを判断しにくくなります。
また、食事を抜くことが多い場合、ビタミンの錠剤だけでは食事の量やたんぱく質まで補えません。昼がパンだけになりがちなら、卵やヨーグルトを一品添えるなど、実際に食べるものを足す方法もあります。サプリを使うとしても、食事の代わりではなく、足りない部分を補うものとして考えましょう。
食事の偏りから選ぶサプリ
複数の栄養をまとめたいならマルチビタミン
食事の内容が日によって偏り、複数のビタミンを一つにまとめたい方には候補になります。ミネラルも入った商品と、主にビタミンをまとめた商品があるため、成分の種類が多いほうを自動的に選ぶ必要はありません。
特に、すでに鉄や亜鉛を別に飲んでいる場合は重なりを見たいところです。DHCとネイチャーメイドのマルチビタミン比較では、ミネラルの有無に加え、一日の費用や粒の飲みやすさから選べます。
ビタミンB群をまとめたいならB群タイプ
ほかの栄養は食事で摂り、ビタミンB群をまとめて補いたい場合の選択肢です。DHCのビタミンBミックスのような商品が該当します。マルチビタミンにもB群は含まれるため、両方を一緒に買う前に、配合が重ならないかを見てください。
「B群なら疲れに一番効く」と決めるのではなく、補いたい成分を絞るために選ぶ商品です。続ける費用や配合は、DHCビタミンBミックス90日分の記事で比較できます。
鉄を選ぶ前に知っておきたいこと
月経量が多い方や、肉・魚をあまり食べない方は、鉄不足が気になるかもしれません。鉄が不足して貧血になると疲れやすさにつながりますが、疲れるという症状だけで鉄不足と決めることはできません。
息切れや動悸もある、健診で貧血を指摘された、といった場合は、鉄サプリを買って様子を見るより、まず医療機関で相談してください。貧血にも種類があり、鉄を増やせばよいとは限らないためです。
鉄は、多く摂ることで胃の不快感や便秘、吐き気などが起こることもあります。すでに鉄入りのマルチビタミンを飲んでいる方は、別の鉄サプリを重ねないよう、両方の一日量を確認しましょう。
疲労回復を目的に買う場合
「栄養の偏りより、疲れが残ることを何とかしたい」という方は、パッケージの効能・効果を見て選びます。たとえば、指定医薬部外品のリゲイン トリプルフォースは、疲労の回復・予防を効能に含む商品です。栄養補給用のサプリと同じものとして比べないことが大切です。
15歳以上は一日一回二錠で、15歳未満は服用できません。しばらく服用しても症状がよくならない場合は中止して相談する商品であり、変化がなくても長く飲み続ければよい、というものではありません。発疹、胃の不快感、下痢が出た場合も服用をやめ、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。
購入を考える方は、リゲイン トリプルフォースの詳しい内容と費用を確認できます。ほかのビタミン製品や薬も使っている場合は、買う前に商品名と成分表を薬剤師へ見せると相談しやすくなります。
サプリ選びより相談を優先したい疲れ
理由の分からない疲れが数週間続く、日常生活に支障がある、体重の減少などほかの症状もある場合は、医療機関へ相談する目安です。十分に寝ているつもりでも、強いいびきや睡眠中に息が止まる様子を指摘されているなら、そのことも伝えてください。
受診の際は、「いつから」「一日のどの時間につらいか」「休んだ日はどうか」と、飲んでいる薬・サプリをメモしておくと説明しやすくなります。新しい商品を次々に試すより、原因に合う対処を見つけることが先です。
食事の偏りを補うなら、必要な成分を含むサプリを一つから。疲労回復の商品を選ぶなら、効能と服用条件から。疲れが長引いているなら相談から始めましょう。「疲れに人気だから」ではなく、いま困っていることに合う選び方ができます。